精神を病んだ入居者への対策

今年も、空前絶後超絶怒涛の忙しさを乗り切りました。

不動産売買も各社決算期にねじ込むため、かなり無茶なスケジュールを組んできて、かなりキツイ日々でした。

 

執事の会社が取り扱う防音マンションには、色々な居住者や申込者がいます。

防音ということで風俗関係の皆様からも注目頂き(絶対入居させません!)、各業者多種多様な手で申し込みを入れてくるのですが、謄本取ったり電話調査したりとアーウィン探偵社ばりの調査能力を駆使しています。(最近潰れたみたい?笑)

 

そんな話をシリーズ化して書いてみよう。

記念すべき第一弾は「サイコさん」!

タイトル通りのメンヘラ~で、中々の恐怖を味わった!笑

(当時は笑えなかったけど・・。)

 

「申込~入居編」

地場の不動産業者からの申込で契約。何度も客付をしてもらっている業者だったことと、申込内容に関しては一切不審な点は見当たらなかった。入居日前日にはオーナーに挨拶がしたいと菓子折りを私の会社に持ってきたりと、今時なかなか見ない好青年。(髪型が緑っぽい色で少し奇抜なファッション。←こういう奴、結構危ないので以後注意!)

 

「入居~2週目くらい」

執事の会社に電話で問い合わせがある。

サイコさん(以後、Sとする)「自転車がパンクしていた。悪戯されているのでは?」

執事「防犯カメラ確認してみましょうか?他の居住者からはそんな話きてないですけど」

S「そうですか、なら大丈夫です。」

 

5日くらい経過。

 

S「何か人の声が聞こえてくるんですが」

執事「完全防音では無いので、こちらの設定音量を超えると聞こえてくるかもしれません。周囲の居住者に注意喚起をします。※新築のため、この部屋の上階にしか居住者はいない。隣と下は空室」

S「お手数をお掛けして申し訳ございません。よろしくお願いします。」

 

「3週目くらい」

S「また声が聞こえるんです」

執事(・・。上階の人は前回のクレーム該当時間いなかったんだけどな~。)

S「トイレにいると、女性が話し掛けてくるような感じです。」

執事(何か興奮するシチュエーションですなぁ・・。コイツ何言ってんだ??)

S「お風呂に入っている時も、下の階からドンドン突き上げられることもあります。」

執事(下の階、空室だから・・・。あっ!逝っちゃってる系の人か。)

執事「今現在、下の階は空室なのでお風呂の件はありえません。また、女性の入居者も現在いないのですが。以前、お住いの所でもそういう問題が起きたことはありますか?」

S「実はそうなんです。女性からのストーカーを受けているようで、自転車をパンクさせられたりといったことがありました。」

執事「とりあえず私も夜間の見回り等を行うと共に、防犯ビデオの確認をしてみます。」

S「よろしくお願いします。」

 

話しの流れから考察すると間違いなく精神を病んでる方かと。

とりあえず仲介会社に電話をするも、特にそういった話は聞いていなかったとのこと。

まぁ、地場の不動産業者なので問題客を紹介してくるはずもなく、入居者(Sさん)が嘘を付いていたのだろうという形で納得はしたのですが、今後の対応に頭を悩まされる。

自殺とかされる前に、とっとと追い出したいのだがどうすれば良いのか・・。

とりあえず、夜間の見回りを行い、防犯ビデオのチェックを行う。

 

「恐怖の夜間見回り」

時期は2月。糞寒い中、仕方なく見回りへ。

物件周囲に不審人物はいない。防犯カメラの映像も確認したが、誰も怪しい人間は映っていなかったため、S=サイコさんという事実は確定済み。

一応、各階も順番に見て回り、問題のS在住の階へ。

Sの部屋の玄関扉が半開きになっている!!

チェーンを掛けて少し扉を開けているのだが、この糞寒い時期に何やってるのだろう?と疑問に思う。

とりあえず隣の空室に入り誰もいないことを確認し、廊下に出ると視線を感じる・・。

ふと、Sの部屋を見ると、半開きの扉からこっちを見ている。

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なんのホラー映画だよ。と思いながらも軽く会釈すると扉を閉めやがった。

これは他の居住者が入居した時、何か問題が起きるだろうなと真剣に思いましたね。

 

「Good-bye Sさん」

とりあえず、物件から出て行ってもらうことを最優先に考える必要があると執事は考え、色々と対応策を練りました。

そしてTEL。

執事「防犯カメラにも何も映っていませんでしたし、空室にも人はいませんでした。」

S「でも、自転車はパンクさせられてたんですよ。」

執事「以前からストーカーに付きまとわれているとお話されておりましたが、今の住所もバレているんじゃないでしょうか?」

(執事は、ストーカーがいるという前提にたって話を進めることにしたのです。)

S「そんな気はしています。視線も感じますし」

執事「これ以上、ここに住んでいるとSさんが危険な目にあうかもしれませんので、すぐに引越しをされた方が良いのではないでしょうか?解約予告は一ヵ月前ですが、そちらに関しては直ぐに出て頂いても問題無いようにオーナーに話はしますよ。」

S「ありがとうございます。引越しを考えます。」

執事「同じ区の引越しですと、またストーカーに見つかるかもしれないので、別の区に引越しをされた方が良いと思います。」

S「そうですね。よく検討します。色々と申し訳ございません。」

執事「それでは引越し日が決まりましたら、ご連絡下さい。」

 

案外、あっさりと引越しをしてくれたので安心。

ポイントは相手の主張を否定しないで、こちらも貴方のことが心配ですというスタンスを取ることです。※あまり肩入れをしてしまうと、こちらに依存するという最悪のケースに発展するので線引きは重要です。

 

物件で自殺とかされると影響は計り知れません。

今回のケースは最悪の場合、礼金を全額返金するからそれを引っ越し代に充てて下さいという提案を行うことまで想定していました。

危険を感じたら費用が掛かったとしても追い出した方が、後々良い結果に繋がります。

是非、先を見据えた判断をして下さいね!

 

 

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