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高齢者向けシェアハウスの失敗、成功の鍵はコレクティブハウス!

全国賃貸住宅新聞(2017年2月13日発行)の一面に驚愕のタイトルが!

 

「管理大手がシェアハウス運営に本腰」

 

その大手とは・・・。

東建コーポレーションm(__)m

 

また数百人単位でオーナー被害者が出ることが確実ですね。

 

「土地活用を提案する企業として、作って完了ではなく、運営までワンストップで提供したいと」担当者は語る・・・。

執事が担当者と話せるなら、御社の1Kアパートの空室率どれくらいありますか? アパートすら満室にできないのに、シェアハウスの稼働ができると思いますか?と聞きたいですね。

 

昨日、記事に記載した内容がまさにそのままです。

昨日の記事はこちら↓↓↓

http://tatsug.hateblo.jp/entry/2017/02/13/154622

 

賃貸収支を良くみせるために、シェアハウス事業を提案する。

ワンストップ提供とか言っていますが、数年後には借上げ賃料改定で逃げるのは必然。

計画しているシェアハウスのコンセプトは、「アクティブシニアを対象」らしいですが、いったいシェアハウスの何を分析してこの答えに行き着いたのか?と疑問でしかありません。

 

「高齢者が介護を必要とした時に、福祉施設で共同生活するケースが多いことから、健康な内に楽しみながら住居をシェアする環境を提供したい。」との事業戦略のようですが、現実を知らないのでしょうか?

 

 

◆高齢者がシェアハウスに向かない理由

まず、シェアハウスでの生活には柔軟な思考・姿勢が求められます(赤の他人と暮らすのですから当然ですよね)。

こういった点で、若者には適応能力があります。

若者入居者の属性は、一人暮らしの経験が少ない・一人暮らしを初めてする等が多いのですが、長年一人暮らしを続けてきた高齢者がいきなり共同生活をできると思いますか?

長年一人暮らしをしてきたということは、自分の生活スタイルという物が確立されているのではないかと執事は考えます。そんな人々が集まって共同生活ができるという根拠を是非聞いてみたいですね。

 

また、福祉施設での共同生活とシェアハウスでの共同生活は全然違います。

福祉施設はお世話をしてくれる人がいますが、シェアハウスは基本的には自分達で全ての生活を行います。いわば共同生活の管理人が複数人生活をしていく上で関わっていることで生活が成り立っているのです。

東建コーポレーションは、健康だから大丈夫という甘い認識ですが、共同生活を送る上でのコンフリクトを全く無視しているとしか思えません。

 

また、もっとも重要な点は顧客ニーズです。

高齢者が共同生活をしたいと思うのでしょうか?

高齢者がそのシェアハウスに住みたいという根拠はなんでしょうか?

 

例えば明確なコンセプトで「釣好き高齢者のシェアハウス」というのができたとします。

釣り仲間が欲しいというニーズはあるかもしれませんが、釣り仲間と共同生活をしたいとはならないと思います。

共同生活というハードルは高齢者にとって、想像以上に高いということを認識しなければなりません。

一人で生きて行くのに困るからという理由では、そんな人々が集まったシェアハウスがどうなるかは想像すればすぐに分かることだと執事は思います。

 

 

◆「高齢者向け共同住宅の活路、コレクティブハウス」

ここまで、高齢者のシェアハウスを否定してきましたが、執事はシェアハウス以外ならば可能性があると思っています。

シェアハウス以外の共同生活住居。

 

それはコレクティブハウスです。

f:id:tatsug:20170214104310j:plain※イメージ図

 

コレクティブハウスとは、北欧の生活スタイル様式の住居で共同リビングを設けると共に、各戸に台所、浴室、トイレ等を配置することで、部屋の中だけでも生活が完結できるようにしておく形です。

 

この形であれば、高齢者が孤独・寂しさを紛らわせたければ共同リビングに行けば大丈夫ですし、ちょっとした雑用のシェア等も行えます。また、共働き世代の若い夫婦等も居住人に組み込むことで、高齢者が子供の面倒をリビングで見てあげる等の保育面での効果も期待できます。

また、病気等で体調が悪い時も声掛けをしてもらいやすいので安心できる環境になると執事は思います。

 

生活は各個人で完結できる状況を作りだしながら、リビングの共同スペースにおいて顔合わせができるくらいの環境であれば、他人との共同生活という心理的ハードルは低くなり、何かあった時には助け合えるという環境になるのではないでしょうか。

 

高齢者の共同住宅における生活スタイルの核心は「相互依存ではなく」、「自立の元にある共生」であると執事は考えます。

 

 

◆大手がコレクティブハウスを作るか?

じゃあ、東建がコレクティブハウスを作れば良いじゃないか?と思われる方もいるかと思います。

 

断言しますが絶対に作りません。

 

シェアハウスの利点は、水回り等を集中させることで建築コストを抑えるというメリットがあります。

コレクティブハウスの場合、各戸に水回りを配置して、さらに共同リビングを作るので建築費用が上がるだけでメリットはありません。

また、コレクティブハウスを作るのであれば、1Kのアパートを建てた方が表面的な収支は高いため、わざわざそんな物を建てるという考えは頭にありません。

 

彼らの目的はあくまで「お金」です!

いかに自分達が利益を上げるかという点にしか興味がありません。

高齢者のために!といった形で、表面的には社会貢献という見せ方をしているだけに過ぎません。

本当に高齢者のためになる生活スタイルの追及を全く行わないのです。

 

 

執事は世の中の企業の大半が間違った方向に進んでいると考えています。

売上を伸ばすために、商品のセールストークやクロージングのテクニックばかりを磨いてしまっている。だから顧客はリピートしない、常に誰かを新規で取り込むしか無くなっている。

まさに今回取り上げた記事は、そんな企業の典型であると執事は思います。

 

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